瑠威さんの言う通り。今日は嵐のようだった。



「紺?あのさ…」



私は紺に近寄る。




「…………」



だけど、紺は私を見ずに上へと上がってしまった。



「紺………」



どうしても嫌な雰囲気が流れる。



「桃里さん……」



桃里さんに助けを求めると知らん顔されたし。

どうしたらいいのよ。



「紺……」



私はもう一度紺の名前を呟いた。