「え?何何?来たいの?もしかしてー」
少し、からかいながら聞く。
「……。別にいいし、風呂入る」
大声を出し、紺はそのまま風呂場へ直行して行った。
「どうしよう…。怒らせた?」
瑠威さんに尋ねる。
「いやぁ…わかんないけど…。拗ねてるだけじゃない?」
「子供だな、紺も」
…拗ねてるだけならいいけど…。
紺って時々怖くなるから。
あーやだやだ…怖いよ。
「よし、葵。風呂場に行け」
…は?
桃里さんの一言に頭がおかしくなった。
馬鹿じゃねーの?
私が風呂場に?
意味わからん。
「行け、行けと言っている」
顔を見るとニヤニヤしてる桃里さん。この人、からかって遊んでるわ。