心が和んだものの、これからのことや、今までの自分の無意味さを忘れられた訳ではなかった。


どうしようもない不安と

喪失感は拭いきれないでいた。



優は自分が散らかした小物を

俺は自分が投げつけた優の鞄の中身を

お互い片づけていた。



優の鞄の中身を一つひとつ拾い上げながら



(明日からどうしよう、何をしよう、俺の今までは何だったのだろう)



そんな答えの見えない事ばかり


グルグルと永遠に続く螺旋階段を上がるように重い心境で考えていた。