冷夏だと言われていたこの夏も

7月が終わりかける頃には

最高気温のランキング

猛暑

熱中症の文字がテレビや新聞に躍った。


蝉が暑さを益々暑く感じさせるようにうるさく鳴く中

俺は暑さにバテ気味でどこにも優を連れて行く気にもなれなかった。



それでも、朝、昼、晩の食事だけは優にキチッと作ってやろうと

夕方に買い物に行く事と

一日3回台所に立つ事は日課になっていた。



段々と「オイシイナァ」と嬉しそうに食べる優の姿が増えてきて

‘おいしい’

その言葉が物凄く楽しみになってきている自分がいた。



優がおいしいと言う料理が増えるのと比例するかのように

俺の部屋には料理の本とキッチン用品が増えていった。



たまに、優の好きなクッキーまで作るようになっていた。

好きな車の型をむちゃくちゃに抜いて

形のいがんだ車がたくさん出来たけれど

二人でテレビを見ながら食べるクッキーはなかなかおいしかった。



もうすぐ8月・・・。


優の3歳の誕生日。