「………どら焼き落としちゃったお詫び」 「黒さんっ………」 黒の胸に顔をうずめるしろ。 そんなしろをぎゅっと抱きしめる。 ………このために落としたんだけどね。どら焼きには悪いことしちゃったな。 でもそんなことでもないと言えないからさ。 「………離さないからね」 「うん!」