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指でつくって、
ふたつを同時にうまくやれるほど、器用でも大人でもなかった自分は、

でも確かに きみをいとおしく思っていたのに

しんしんと降る雪のなかに、きみを探して。

逢いたい 逢いたい…

「…ひぃくん?」


ああ、何処かでシャッター音がする


――笑って、


言葉の選びが秀逸で、ときにずしんと胸に残るような言葉の数々。素敵だなと想いながら完読させていただきました。

きっとどこかで、こんなことがあったような。きっと、おんなじ気持ちになったことがあるかもしれない。そう思うと、胸がきゅうとなりました。

メッセージ性が強く、素敵なお話でした。ありがとうございました、ぜひご一読くださいませ
むめづき南央
(2013/02/23/04:38)