にっこりと笑って頷くと、凌哉くんは優しく笑って私の頭を撫でてくれる。
この時に、周りにいる友達に見られている事には全く気付かなかった。
「沙世ー?まだぁ??」
部屋のドアの側で、春子が待ちきれない様子で私を呼ぶ。
楽しい花火を終えてお風呂を済ませた私達は、予定通り隣の男子部屋に行くことにしたのだが…私はなかなか着替える服が決まらなくて準備に手こずってしまっていた。
とっくに部屋着に着替え終えた春子と妃華ちゃんは、ドアの側で私を待っている…
「ごめん!もう少しだからっ」
キャリーバックを開けて持ってきた服をあさり、私の周りには服が散らばっている。
凌哉くんに服装の注意されたから、どれを着たらいいかわからなくて迷っちゃって全然決まらない…
考え過ぎても仕方ないけど、凌哉くんに合格点をもらえなくて怒られても嫌だしなぁ…
部屋着って言っても難しい…
こんなに洋服持って来たから迷うんだよね。一応一応でかなりの服を持ってきたな…どうりでバックがパンパンなはずだ。
私は下に丈の短いズボンと、上は下着の上に着るキャミソール姿でさっきからずっと悩んでいる…
「早く圭吾に会いたいからって急かすのやめなよ」
「そ、そんなんじゃないわよ!」
壁にもたれかかって腕を組む妃華ちゃんと、ドアのすぐそばでソワソワする春子。
春子には悪いが、妃華ちゃんの言うことはあながち間違ってないと思う(笑)
「ごめんね!先に行ってていーよ!着替えたらすぐに行くから」
焦るともっと決まらない気がするし…
「…そお?」
「大丈夫?」
春子と妃華ちゃんが私を同時に見る。
「平気平気!」
2人に笑顔見せると壁に寄りかかっていた妃華ちゃんは体を起こし、春子はやや控えめに部屋のドアを開けた。
「じゃあ先に行ってるよ…すぐ来なね」
「待ってるよーん」
「うん!」
ガチャン…
春子と妃華ちゃんが部屋から出て来くと、私は内側から鍵をかけてまた荷物を広げているリビングルームへ行く。
本当に何着ようかな…
これはかわいいけど結構肌が見えるデザインだし、あれは部屋着感があり過ぎて凌哉くんに見せるのはちょっと…
うーん…
コンコン
服を選んで頭を抱えていると、部屋のドアをノックする音が…
春子か妃華ちゃんかな?
もしかして忘れ物?
私は小走りで走ってドアを開けた。
ガチャ…
「沙世?」
「え゛っ!」
ドアを開けると…そこには凌哉くんの姿が!
「りょっ…凌哉くん!?」
「…妃華と小川が先に俺らの部屋に来たから気になって来てみれば…お前まだ着替えてないの?」
「ごめん…服が決まらなくて……ってゆうか見ないでよ!」
私の着ているキャミソールからうっすらと透ける下着。私はすぐに胸元を手で隠した。
「…見ないから早く着替えろよ」
「うん…でもなかなか決まらなくて。凌哉くんが肌が見え過ぎのつはダメって言うし…」
考えれば考える程迷っちゃうんだよね…
「本当に真面目だなお前は…度が過ぎてなければ何でもいいって。早く着替えろよ」
凌哉くんはそう言って私から目をそらすと、ポケットからスマホを出していじり始めた。
私は顔を赤くしながらも、口を尖らせてリビングルームまで走り適当な洋服を持って寝室に入る。
び、びっくりした…
まさか凌哉くんが来るなんて思わなかったし…
心臓をバクバクさせながら持っているTシャツを上に着て、今履いている薄手のズボンを脱ぐ。
すぐそこに凌哉くんがいるのに着替えるなんて…すごくドキドキする。
この時に、周りにいる友達に見られている事には全く気付かなかった。
「沙世ー?まだぁ??」
部屋のドアの側で、春子が待ちきれない様子で私を呼ぶ。
楽しい花火を終えてお風呂を済ませた私達は、予定通り隣の男子部屋に行くことにしたのだが…私はなかなか着替える服が決まらなくて準備に手こずってしまっていた。
とっくに部屋着に着替え終えた春子と妃華ちゃんは、ドアの側で私を待っている…
「ごめん!もう少しだからっ」
キャリーバックを開けて持ってきた服をあさり、私の周りには服が散らばっている。
凌哉くんに服装の注意されたから、どれを着たらいいかわからなくて迷っちゃって全然決まらない…
考え過ぎても仕方ないけど、凌哉くんに合格点をもらえなくて怒られても嫌だしなぁ…
部屋着って言っても難しい…
こんなに洋服持って来たから迷うんだよね。一応一応でかなりの服を持ってきたな…どうりでバックがパンパンなはずだ。
私は下に丈の短いズボンと、上は下着の上に着るキャミソール姿でさっきからずっと悩んでいる…
「早く圭吾に会いたいからって急かすのやめなよ」
「そ、そんなんじゃないわよ!」
壁にもたれかかって腕を組む妃華ちゃんと、ドアのすぐそばでソワソワする春子。
春子には悪いが、妃華ちゃんの言うことはあながち間違ってないと思う(笑)
「ごめんね!先に行ってていーよ!着替えたらすぐに行くから」
焦るともっと決まらない気がするし…
「…そお?」
「大丈夫?」
春子と妃華ちゃんが私を同時に見る。
「平気平気!」
2人に笑顔見せると壁に寄りかかっていた妃華ちゃんは体を起こし、春子はやや控えめに部屋のドアを開けた。
「じゃあ先に行ってるよ…すぐ来なね」
「待ってるよーん」
「うん!」
ガチャン…
春子と妃華ちゃんが部屋から出て来くと、私は内側から鍵をかけてまた荷物を広げているリビングルームへ行く。
本当に何着ようかな…
これはかわいいけど結構肌が見えるデザインだし、あれは部屋着感があり過ぎて凌哉くんに見せるのはちょっと…
うーん…
コンコン
服を選んで頭を抱えていると、部屋のドアをノックする音が…
春子か妃華ちゃんかな?
もしかして忘れ物?
私は小走りで走ってドアを開けた。
ガチャ…
「沙世?」
「え゛っ!」
ドアを開けると…そこには凌哉くんの姿が!
「りょっ…凌哉くん!?」
「…妃華と小川が先に俺らの部屋に来たから気になって来てみれば…お前まだ着替えてないの?」
「ごめん…服が決まらなくて……ってゆうか見ないでよ!」
私の着ているキャミソールからうっすらと透ける下着。私はすぐに胸元を手で隠した。
「…見ないから早く着替えろよ」
「うん…でもなかなか決まらなくて。凌哉くんが肌が見え過ぎのつはダメって言うし…」
考えれば考える程迷っちゃうんだよね…
「本当に真面目だなお前は…度が過ぎてなければ何でもいいって。早く着替えろよ」
凌哉くんはそう言って私から目をそらすと、ポケットからスマホを出していじり始めた。
私は顔を赤くしながらも、口を尖らせてリビングルームまで走り適当な洋服を持って寝室に入る。
び、びっくりした…
まさか凌哉くんが来るなんて思わなかったし…
心臓をバクバクさせながら持っているTシャツを上に着て、今履いている薄手のズボンを脱ぐ。
すぐそこに凌哉くんがいるのに着替えるなんて…すごくドキドキする。



