後ろ姿を追いかけながら、やっぱりまた大きくなったなと実感した。 悠の黒髪のふわふわの髪は風に揺れている。 耳元から覗くピアスは、私が悠の誕生日にあげたもので、趣味わりぃとか俺の好みじゃねぇとか文句を言いながらもちゃんと付けてくれている。 「今日は夕飯どーするの?」 「チキンドリア」 「やった!」 私の一番好きな食べ物だった。 小さい頃から自慢の弟だ。