いつだって、ヒーロー。



「は〜…絶対他の奴になんて渡したくねえよ…」


「ウダウダしてっとそいつに取られるかもな?」


笑って言うけど、俺からしたら笑い事じゃねーんだよっ!!

年上であれ何であれ、そいつは俺のライバル。
絶対負けねえ!!


「爽太、俺どーするべき?」


「とりあえず気持ち伝えるとか?」


「あのなー…。それができたら困ってねえよ。それにそんな簡単に気持ち伝えたくねえ…」


まだ俺ビビってる。
いずはもう俺のこと好きじゃねえから、だから振られるってビビってる。

けど、それだけじゃない。


付き合ってよくわかった。


不意に手を繋ぐだけで驚いたり、キスをするだけで赤くなったり。


普通のカップルなら当たり前のことがいずにとって、すげー大事なんだろうなって。

一つ一つが特別なんだろうなって。


だから、そんないずに簡単にこの気持ちを伝えたくない。

好きって言葉でアイツはきっとすげー悩むと思う。
たくさん考える。


それなら、もっと俺の好きって気持ちが伝わるまでまだ言わねえ。



俺は今でもいずが大事だから。