いつだって、ヒーロー。



「青〜、帰んぞー」


おっしゃ、ナイスタイミング!

いっつも用意トロいくせに今日だけ早いじゃん!


「爽太来たし帰るわ。じゃーーーーねっ」


べーっと舌を出して、腕を軽く振り払うと簡単に離れた。

カバンを持って爽太のところへ行く。


「爽太〜〜!お前マジで神!」


通学路を反対方向に進む。


「モテる奴は大変だな〜」


「はあ?俺モテてねーし!」


つーか、モテるとかいらねえ!
…って思う俺は男として変なのか?


「あの4人の女子にも言われたんだろ?宮城くんはモテるからって」


言われたような言われてないような。
それどころじゃなかったし。


「知らねーよ。そんなに記憶にない」


「ふっ。無自覚かよ!お前も永倉と同じ鈍感ってやつか!」


「おい〜笑うなよ!いずはわかるけど、俺は鈍感じゃねえ!」


俺がいつモテてたんだよ!
俺は入学してからいずしか見てねえし!
他の女子なんか知らねえし!


「あ、そうだ。お前今日家来る?」


突然のお誘い。
そういえば長らく行ってないな〜。
ずっとま俺の家だったし?
たまには行くか!


「おう!」