いつだって、ヒーロー。



でもいずが俺といて嫌な思いすんのはすんげー嫌だ…。


「あー!!!もう!!どーしたらいいんだよっ!!!」


頭ん中ぐちゃぐちゃ。


「俺は隣で応援するよ。なんならポンポン持ってヘソ出して踊ってやろーか?」


「………気持ち悪りいこと言うな」


また俺のお菓子食ってるし。


「青の今の状況って恋する乙女に値するよな」


ケラケラと笑ってくる。
なんだよ、恋する乙女って!


こいつさっきから俺のことバカにしてる!


「うまくいくばっかじゃねーだろ。これくらいで折れて帰ってくんなよ、俺がめんどくせー」


「そうだけどさ…。やっぱ元カレって存在はキツいもんかな…」


元カレって壁は厚くて高い。
まず、この壁を乗り越えねえと次にいけない。

そんなこともわかってんだけど。
頭ん中では理解してんだよ。


でも現実うまくいかねえっていうか…。


「そう思ってるともう何もできねえぞ?宮城青もさっそく終わりか?」


「はっ⁉︎んなわけ…!」


はあ…。
頑張るって決めたのは自分なのにな。

俺ってほんとちっさい奴だな。
こんなことで動けなくなるとか。

でもマジでいずが大切だから。
これ以上悲しむ顔とか見たくねえんだよ。


でも俺はまだ好き。
未練がましいけど、この気持ち変えることできなさそう。

俺がどうにかしねえと変わらないよな…やっぱり。
いずは俺のこと好きじゃねえから…。

1からやるしか…。


わかってんだけど、わかってんだけど…。