俺は走っていずを追いかけた。
きっと教室に帰ってる。
「いず…」
B組の教室の窓から中を覗くと、店番でいずと隣にいた女子と笑っていた。
……なんで笑ってんだよ。
本当は作り笑いなくせに。
強がんなよ。
…って、俺がどうこうできる立場じゃねえんだよな。
俺が誘わなかったらこんなことになってなかったもんな。
ごめんな、いず…。
俺、お前の笑う顔が見たかっただけだったんだ。
見れてよかったっつーか、安心したっつーか。
まともに話すのも久々で、うまく話せるかとか考えながら藤棚で待ってた。
お化け屋敷に無理やり入れられてビックリしたけど、怖がってるいずが可愛くて仕方なかった。
久々に話して、笑って。

