けどさ、お前が俺を殴ってきたときも キスをしてほしいと言ったときも 思い浮かぶのはいずだったんだ。 修学旅行の夜、田渕の前に会ったいずに笑顔を向けたのもそれに笑顔を返してくれると思ったから。 けど、アイツは悲しそうな顔をしたんだ。 それが嫌だった。 なんで、俺には笑ってくれないんだって。 でもそれが好きだからって気づいたんだ。 「だから、もう、別れよう」 お前が俺を好きって言ってくれたこと、普通に嬉しかった。 けど、お前の好きに応えられなかった。