部屋はしーんと静まり返る。
ボリ…と持っているスナック菓子を小さくかじる音だけが聞こえた。
「…何?」
その目は、体育会と同じ、今日のバスからおりたときと同じ、細い目。
人が変わったように表情を変えるんだ。
「何でずっと避けてんの?なめてんの?」
そろそろムカつくんだよ。
ハッキリ言えばいいだろ?
言いたいことがあるなら。
「はっ。なめてんのはお前だろ?」
「…はあ?」
何が言いたいのかサッパリわからない。
「お前、何もしてねえんだろ?田渕にキスも手も繋いでないんだろ?」
何で知ってんだ?
お前には何も話してねえよな?
「いや、これ勝手な俺の思い込み」
……エスパーかよ。
や、そーじゃなくて。

