いつだって、ヒーロー。



爽太、教えてくれよ。

お前が何がしたいのか。

どう思ってんのか。


「おら〜そこ、こんな日に喧嘩してっとしばきまわすぞ〜。さっさと並べ〜」


拡声器を通してまっつんの声が響く。

すると、生徒がこっちを見る。

すんげー注目されてる。


「行っこーぜ‼︎さっさと並ぶぞ」


空気を変えたのは爽太だった。

俺の手を振りほどいて進んで行く。

その姿はまるでいつもの爽太。


「あ……。浜野くん…ま、待って!」


後に続いてトテトテと走っていくいず。


「はあ…」


それを見てようやく俺も足を動かした。


もう無理だって…。
限界だよ。


何がしたいんだよ…って言葉は俺だったのかもな。