いつだって、ヒーロー。



もうちょっと女友だちといてもいいんじゃないの?


「あはははっ……あ」


皆がガヤガヤと移動する中目の前から来るのは爽太の班。

くしゃっと笑っていたいずは俺らを見て笑うのをやめた。


顔から焦ってるのがわかる。

うつむき加減にゆっくりと歩いている。

それを見た爽太は俺らの存在に気づき、目を細めて俺を見る。


…何コイツ。


本気で何なんだよ。


「なーっ!永倉っ!お前国際通り行ったら誰に何買うの?」


「わわっ!だ、抱きつかないでよ〜っ!えっと…湊に美味しいもの買ってあげたいな」


は…?


何してんの?


後ろからいずに抱きつく光景から目をそらすことができない。


ノリ…ってやつ?

お前の好きな奴はそいつじゃねえだろ?


いずの隣にいる戸賀だろ?


そんなに簡単に触んなよ。
お前が何で簡単に触れんだよ。

俺には手の届かない奴なのに。




「…ざっけんなよ」



「…何?」



通り過ぎる瞬間、考える前に爽太の手を掴んでいた。