いつだって、ヒーロー。



「泉、写真撮ろう。記念だよ記念」


ケータイをポケットから取り出してカメラを開く。


「音出ないの?」


オフにしてるよ、と言って2人が映る。


ボタンをポチッと押すと一瞬画面が暗くなって、また明るくなると私たちが映し出されていた。


「後で送るね」


「ありがと」


小声で話していると、タンタンタンと階段をおりてくる足音。


「ま…真緒ちゃんっ…」


「しーっ!大丈夫っ」