いつだって、ヒーロー。



「湊〜…」


「ん?」


お家に帰ると、部活が休みなのか珍しく私より先に湊が帰ってきていた。


「屋上行こうよ…」


「ふはっ!久々だな〜。気晴らしに行くか」


小さい頃、よく湊とお家の屋上に行っていた。

二階建ての上にある、バルコニーのようなつくり。

小さな木造テーブルと椅子が2つ。


あとは何もない、落ち着く場所。


服を着替えて、湊と屋上に行く。


秋の夕方は、夜の空がもうすぐそこまで来ているような気がした。

ゴロンと寝転がって空を眺める。


「綺麗だね〜…」


「うん」