いつだって、ヒーロー。



「おチビ〜。堀岡先生のところに持って行ってくれない?」


「……………その前に謝ってください」


「ははっ。悪い悪い。飴ちゃんやるから」


まっつんたらもう!
いっつもいっつもおチビって…!

ちゃんと私の名前を呼んでよ!


「いつも私じゃないですか…」


まっつんから、数学のプリントを大量に受け取ってため息をつく。

何かあるといっつも私だ。

この学校には代議委員という役職があるでしょ?

その人に頼んでよ…。


「堀岡先生が俺の机に置いてってさ〜。今回は2個やるから行ってこい!どーせすぐそこだろ?」


2つ挟んで隣のクラスだけど〜…。


両手のふさがった私を見て、ブレザーのポケットに飴ちゃんを2個入れて背中を押す。


しぶしぶプリントを持って廊下を歩く。

私、こき使いだよ…。