いつだって、ヒーロー。




「今さらだけどさ…あのときはごめん」



ごめん



まっすぐ目を見る北原くんからは、この言葉が嘘じゃないってことが伝わる。


「今っ……さらすぎるよ…」


謝ってほしい。


そうずっと思ってた。

だけど、謝られるともっと悔しくなる…。


「だけど、あのときは本気だった。お前のこと好きだった。それだけは理解して?」


「ひどいよっ…。だからって…あんな…こと…」


涙が止まらないんだ。

こんなにも私は涙もろかったのかな?

ただ悔しいって気持ちが涙を誘う。


好きだった。


そんなこと…わかってるよ…。

だって北原くんは1年前、そう私に伝えたじゃん。