教室には私だけ。
閉じられたカーテンの隙間から光が差し込む。
机の一部分を照らしてそこに触れてみると少しだけあたたかい。
「好きって…どういうものだったっけ…」
そこの椅子に座って、呟いてみる。
もうすぐ、宮城くんと別れて1年が経つ。
その間にいろいろあったなあ。
いろいろありすぎて、何が本当でどれが正解かなんて見失っちゃった。
だけど今できる正解のことは宮城くんと関わらないこと。
助けてもらわないこと。
…なのかな?
光があたたかくて、少し眠くなってきた私は机に顔を伏せる。
いいよね、寝ちゃっても。
私が教室の鍵を閉めて職員室に返せばいいんだし。
すうっと息を吸うと、私は目を閉じた。

