いつだって、ヒーロー。



そんなこんなで放課後になり、私はつーちゃんと教室で別れて2階の空き教室へと向かう。


「し、失礼します…」


カラカラとドアを開けると、そこには見覚えのある男の子。

名前はわかんないや…。


「永倉さん。俺のことわかる?」


「名前はわかんないです…」


顔はすごく見たことあるんだけどな…。


「そうだよね…」


よくわからないけど、とりあえず本題に入るね。


「あの…消しゴム!」


「…消しゴム?」


手を思いっきり差し出すと、何それと言わんばかりの顔。


あ、あれ?


「消しゴム…失くしちゃって…それ届けに来てくれたんじゃないの?」


「…違うよ?」


ハッキリと言われた。

ちっ…違うんだ!


「ごっ…ごめんなさい!い、い、今の忘れて!」


「告白だよ」