いつだって、ヒーロー。



「そういえば、泉また呼び出しだよね?」


「あ…そうだった!」


そうそう、今日学校に来たら女の子に


『隣のクラスの男子が泉ちゃんに放課後来てほしいって言ってたよ〜。場所は2階の空き教室だって〜』


そう言われたんだった。


空き教室というか、移動教室のときだけ使うとこだっけ。

私何やらかしちゃったんだろ…。


「もしかしたら…消しゴム…」


「…消しゴム?」


思い当たるとしたら一つ。


「消しゴム…失くしちゃって。昨日かな?だからお家から新しいの持ってきたんだけど、もしかしたら見つけてくれたのかも!」


だったらすごく優しい人だ!
消しゴムくらいを届けてくれるなんて。

ちゃんと名前書いておいてよかった!


「ぶっ…はは、あははは!」


「な、なんで笑ってるの!」


笑いすぎだよ!
お腹を抱えて笑うつーちゃんに私の頭の上にはハテナマークが。


「消しゴムッ…消しゴムって…!あーやばいよ!そーだね、そうかもね!消しゴムかもしれないね!」


「で、でしょっ?」


何がそんなに面白いのかよくわからないけど、わかってくれたし…まあいっか?

とりあえず放課後は消しゴムを拾ってくれたかもしれない男の子に返してもらうんだ。