いつだって、ヒーロー。



「みやし…」


さあっと青ざめていく女の子たちの顔。


迫力のある低い声に背中がゾッとした。


「文化祭のときにさ…言ったこと覚えてないの?」


キッと鋭い目つきで女の子たちを睨む。


私は頭の中が整理できなくて、何も言えなかった。


「次何かしたら許さねえって」


そんなこと…言ってたの?



どんな風に…


どんな思いで…


どんな顔で…?


そのときは…まだ田渕さんのこと…。