いつだって、ヒーロー。



「その足で家まで帰れるの?」


体育会も終わり、グランドの片付けをして教室に帰る。


「多分大丈夫だよ〜!10分歩けば駅に着くもん!」


階段を踏む足はまだズキズキと痛む。


足首の他に膝にも怪我が。


足首の痛みはいったりどこからきたものなのかな…。

どこからきたのかわからない痛みを引き連れて教室へ。


「ねえねえ!みんなで写真撮ろうよ!」


教室に入ると、もうみんな帰ってきていて女の子がそう提案した。


「お〜ナイスアイデア!」


先生も入れてみんなで黒板の前に集まる。
女の子のケータイにタイマーをかけてシャッターを待つ。


ピピっと音が聞こえると、それは5秒前の合図。


「1+1はーっ?」


男の子が叫ぶ。


急に言い出したけど、もちろん言うことはみんな同じ。



「「にーーーっ!!」」



リレーに出たこと。



決勝に出たこと。



転けちゃったこと。



怪我したこと。



それでもあたたかく迎えてくれたこと。



写真を撮ったこと。



全部大切だ。