いつだって、ヒーロー。



「ごめんなさいっ…」


ああ、涙が出てきちゃう。


観覧席に帰ってすぐに謝る。

ごめんね、私の意地で足が痛いのにリレーに出たからべべになっちゃった…。

補欠の子に代わってもらってれば、最後にはならなかったかな…。


「ワガママで…出ちゃって…べべになっちゃって…ごめんなさい…」


大好きな体育会なのに。


俯いてる顔をあげるなんてできない。
みんなの顔見れないよ…。


「バーカ。誰も責めねえよ」


「そうだって!足痛いのに走ってくれてありがとう!」


次々と予想もしてなかった言葉。


笑顔で拍手をくれる。


「お…怒ってないの…?」


私じゃなかったら、最後じゃなかったかもしれないのに…。