いつだって、ヒーロー。



「だろ?中途半端なのが一番ムカつくんだよなあ」


ヘラッと笑うけど、少し怖いこと言ってる気が…。

親友なのに…いや、親友だからこそなのかな?


「つーか、その足で決勝走れんの?」


「いったーーーーーい!!!」


べチン!と右の足首を引っ叩かれてマシになってた痛みがよみがえる。


ひどい!


「意地悪…」


「走れんのって聞いてんだけど」


優しかったり意地悪だったり本当に浜野くんってよくわからない。


そんなだったら、つーちゃんに嫌われちゃうよ?

つーちゃんは優しい人がタイプなんだからね?


「走り…たい!頑張りたい!」


さっきよりは遅いかもしれない。
でも、ここまできたんだもん。


「わかった。けど、無理すんなよ。こんな足なんだから」


「うん!」


大丈夫!
頑張れる!


決勝まで安静にしてたらきっと大丈夫だよね?