「ありがと。…ねえ、浜野くん?」
包帯や余ったシップを棚に直しながら振り返った。
「宮城くんに…あんな態度とって大丈夫なの?」
私を運んでくれるとき、宮城くんに対して冷たかった気がするんだ。
私の思い違いかな…?
なんだか2人ともいつもと違う感じがしたんだ…。
「彼女がいんのにお前を助けてたら彼女が悲しむの目に見えるだろ?フラフラしすぎなんだよアイツは」
確かに…。
また私といるところを見たら…悲しいに決まってる。
だから来てくれたんだ。
気づかせようと、あんな態度をとったってことなのかな…?
「私もっ…!宮城くんには彼女さんだけを見てほしいっ!」
助けなくていい。
そう言ったよね?
よそ見しないで?
彼女さんだけを見てあげて?
宮城くんが助けてあげる相手は彼女さんなんだから。
私に何かあっても助けに来なくていいんだよ。

