いつだって、ヒーロー。




「我慢してたの?」


足首にシップを貼って、包帯をぐるぐる巻いてくれる。


「ごめんなさい…」


少し怒ったような顔をされた。

怒っちゃうのも仕方ないよね…。


「つーちゃんに勘違いされちゃったかな…ごめんね…」


「え?は?あはははっ!」


驚いたかと思えば急に笑い出した。


なになになにっ⁉︎
私おかしなこと言った?


「そんなの気にしてねえし!第一、戸賀はそんな勘違いしないだろ!」


「え、じゃあ、なんで怒った顔するの?」


「お前が怪我してんの隠すからだろ?無理すんなって言ってんの」


…そういうことか。
心配してくれてるんだ。


はい、できた。って言って包帯をハサミで切った。


ツンとシップの臭いが鼻にくる。

気持ちだけかもしれないけど、少し痛みがマシになった気がした。