体をゆっくり起こして、右足を引きずって歩く。 なんで退場がジョグなの…。 走れないよお…。 「大丈夫?」 待っているみんなの注目を浴びながら下を向いて歩いていると聞き覚えのある声が耳に入ってきた。 「え……」 顔を上げるとそこにいたのは宮城くん。 そうだ、宮城くん、係りに当たっててトラック内にいたんだ。 でもなんで…。 "助けなくていい" そう言ったはずなのに。 もう来なくていいのに。