「こ〜ら、おチビ。後ろの人が見えないだろ〜」
「あ、まっつんだ」
私に注意をしてきたのはクラス担任のまっつん。
「おチビじゃないもん!」
まっつんはいつもチビってバカにしてくるけど、失礼だよ!
そんなに小さくない!
「永倉、今年もリレーだろ?クラスのために貢献しろよ〜」
「なんで私が去年もリレーだって知ってるんですか?」
去年の担任はまっつんじゃないし、そんなに関わったこともないのに。
「そりゃあ先生の中で有名だぞ?運動神経悪そうなチビが決勝までいったって」
なっ…!
運動神経悪そうとチビって2個も失礼なこと言った。
「嬉しいような嬉しくないような…」
「ま、期待してるぞ〜」
親指を立てて去って行く。
そんなに期待されたら緊張するよ〜…。
歓声の中、100m競争がスタートした。

