いつだって、ヒーロー。





「秋…俺ダメだったよ…」


手で目を覆い隠す。

ごめん秋。
俺の顔見んな。


「そんなに落ち込むなら聞かなきゃよかっただろーが」


ポンっと雑誌で俺の頭を軽く叩く。
その雑誌を手に取ってみると、俺の好きな雑誌。


「あ〜…俺今日、これ読みにお前ん家来たんだっけ」


いつも立ち読みしてる雑誌を秋が毎月買ってるってのを聞いて、先月から読みに来てるんだった。


秋のベッドに寝転んで、頬杖をつきながらページをめくる。

そうそう、俺このモデルさんが好きなんだよな〜。


あ〜…。

頭に入ってこねえ。


「なんであんなこと聞いたんだ?」


その問いに俺は戸惑う。


「俺ん中の……ケジメってやつ」