それにきっと、彼に刀を持たせたら何の罪もない人を斬り殺すに違いない。 そう思った。 でも私は最近また恐ろしいことを彼の口から聞いた。 「父が貴方との縁談がうまく行けば刀を握らせてくれると言ってくれたんですよ!これで僕も人を斬れる!」 嬉しそうに言い放った彼に私は悪寒が止まらなかった。