家族という名の宝物


「親友?誰と誰が?あ、もしかして
 私と未来のこと?ハッ、私はね、和希に
 近づくためにあんたを利用したんだよ!だから、«しんゆう»なーんて思った
 ことなんて、一度もないモーン」

和希に近づくため…?
私を利用した…?


思いもしなかった言葉に
言い返すことができなかった。