風をきるあなたにエールを


「お!慧も今から陸上部とこ行くか?」

「うん!和也も?」

「おう!どうせだし一緒行こうぜ‼︎」

「うん!」

途中で和也とも一緒になったので一緒に陸上部に向かった。




「こんちはーーっす!!」
「こ、こんにちわっす‼︎‼︎」

和也に負けじとストレッチをしている先輩達に挨拶をする。

「あれ?君は…」

スンとした声。
この声は忘れたくても忘れられない。



そう………








「ひ、樋口先輩!!!!⁇」

まさかの樋口先輩の登場に驚きを隠せず、思わず大きい声を出してしまった。

すかざす叫びすぎたと思い自分の口を手で覆う。


「あはは、元気がいいね。
2人とも陸上部入部希望?嬉しいな」

微笑みながらそう言ってくれた。


「えと、私はマネージャー志望でお願いします…!」

「俺!1年生の千田和也です!!!!
部員志望です!!!! よろしくお願いします!!!!」

2人で頭を下げて改めて紹介をした。



「うん。よろしく。
俺は2年陸上部副部長の樋口 蓮。
これ、入部届ね
とりあえず今日は、どんな感じか見ていってね。」

「「はい!」」


やっぱり、樋口先輩の声は聞き入ってしまうな…

そうなことを考えていると……


「マネージャーは実際にちょっとやってみようか。」

「え?あ、はい!」




「マネージャーの仕事は2年の宮田 柚(みやた ゆず)から聞いて覚えてね」



そう言って樋口先輩は和也と話しながら練習に戻って行ってしまった。