そうして指切りをしたあと、私と颯斗は別れた。

彼の気遣い。

彼の優しさ。

彼の言葉。

彼の暖かさ。

私はこれを忘れられるのだろうか。

いや、忘れる必要なんてないのかもしれない。

ただただ待っていたい。私が心から思ったことだった。

そう。私は誓った。彼を待っていると。

私は彼を待ってる。そう誓ったはずだったのに…。