「おはよ!」
「「あっ!!璃子りん♪ おはよ♪」」
「その子ぉ? バキとアオが話してたのぉ? あ、バキとアオはぁ、椿と葵のぉ、あだ名だよぉ! かおりのことわぁ、わかるよねぇ? まぁ、これからもぉ、よろしくねぇ!」
「香織。 その話し方…なんとかならないの?」
「あぁっ!! ふーかぁ!!」
「璃子。 久しぶり。 風夏だけど…。 覚えてる?」
「風夏!硬いよ! あー、僕は、楓。 これでも、女!」
風夏…?
誰だった…?
楓ちゃんは、覚えてる。
「えっと…。 望月 風夏ちゃんと、月城 楓ちゃん…だよね?」
「そう。 風夏でいい。」
「僕も、楓でいいよ? まぁ、僕的には、男らしい名前にして欲しかったなぁ…」
「梨湖は? まだ?」
「あぁ。 梨湖は、休みだよ。」
「風夏…。 あなたと私は、会ったことがあるの…?」
「うん。 覚えてないなら、仕方がないね。 まぁ、いつか思い出せばいいね。」
私達は、梨湖、葵、椿、風夏、楓、香織の7人グループ。
いつか、好美ちゃん、真実ちゃん、翼ちゃんも、一緒に話せるといいな。
「ねぇ、璃子りん…。 あのね、好美と、真実と、翼と、また話せたらなぁ…とか、思って、ないよね?」
「えっ? 葵…? なんで?」
「やっぱり! その反応は! 璃子りん思ってたんでしょっ!? 昨日、葵と話してたんだよっ! 璃子りんは、お人好しだからね!」
「椿も、思ってたの?」
「「当たり前じゃん! わかるよ!」」
声、揃ってる…。
「僕も、なんとなくわかっちゃった。 璃子は、お人好しだって。 優しすぎるのも、問題だけどね…」
「楓…」
風夏は?
「私? 璃子は璃子だもの。 好きにすればいいでしょ。」
"璃子は璃子だよ。 信じてる。"
「今の…?」
「どうしたの?」
「…なんでもないよ! ちょっと、トイレ行くねっ!!」
タッタッタッ