「明和っ!!」 「は!?…うわっ、綾奈!!」 私たちは目をまんまるにして お互いを見合った。 「ちょっと…ぶつかっただけでキレすぎじゃない!?」 「てめぇが下向いてんのが悪りぃんだろ!!」 「何よ逆ギレ!?」 「そんなんじゃねーよ!!…ってか、何でお前がここにいんだよ!」 「何でって…家すぐそこだもん」 「…は!?俺んちそれだぞ!?」 明和が指さすその家は 私の家からたった50メートルくらいの距離。 …はいぃ!!? 家近っ!!