私は荷物を放り投げると ベッドに横になり 天井を見上げた。 「はぁ…」 思わず漏れるため息。 本当にこれでよかったのかな… お母さん、泣いてたな… 胸に残る、罪悪感。 ―――プルルル バックの中から ケータイの着信音が聞こえた。 私は急いでケータイを取り出す。 画面には 今日登録したばかりの “明和”の文字。