「ご飯は、他の騎士たちと一緒に食堂で食べる事になってるから」
「そうなんだ」
「あまり、騎士とはいえ、安心するなよ?いろんな奴がいるから」
「う、ん?わかった・・・」
ノアのその言葉はよくわからないけど。
私も、これ以上他の人に正体がばれるわけにはいかないし。
あまり他の騎士たちと深入りするのは避けよう。
「それから、僕たちはレオさま付きだから、基本レオさまと行動を共にする」
「へぇ」
「だから、基本は交代でレオさまの側についているんだ」
「・・・え、じゃあ今は?」
「今は、グレンがついてるから。グレンは、俺たちなんかよりずっと強いよ。だから、グレンがいる時には僕たちは必要ないんだ」
そうなんだ。
頭もキレて、強いって最強すぎる。
敵に回したら大変そう。
「グレンが側にいるなら、あまり需要ないの?」
「いや、グレンも忙しい人だから。いつもレオさまの側についているわけじゃない。だから、どちらかというと、僕たちがついてることの方が比率的には多いんだ」
フランの説明はわかりやすく、なるほどと聞いていた。