「風呂は、一番がユキで、あとは適当!」




次の日、2階にある大広間で集まっていた私たち。
フランがそんな提案をし始めた。




「え、別に私最後でいいよ」

「いや、ここはレディファーストで」

「ちょっと、だから!私の事は女の子扱いしないで!ばれたら、私またグレンになに言われるか・・・」




バレること以上にそれが恐ろしい。




「わかってるって。絶対に、僕たちからバレることがないようにするし、サポートだってするつもり。だけど、やっぱ・・・そうはいっても女の子ってことには変わりないしさ」

「風呂とか特に、鉢合わせとか、ユキだっていやだろ?」

「そ、それは・・・」




鉢合わせ・・・。
そんなの絶対に、困る!





「わ、わかった!じゃあ、ごめんけど、一番に頂くね」

「うん。もし、何かあって入れないときには連絡して。僕たちもユキが入ったことを確認してから入るようにするから」

「うん」