余計なことを考えるなとレオは言う。 それでいいのかな。 ただ、レオと一緒にいたい。 その想いだけで、私が側にいてもいいのかな。 「俺を信じろ」 信じてる。 「もう、離さないと言っただろ」 信じてる、ずっと。 レオについて行く。 どこまでも。 「もう離してやらん。覚悟しておけ」 そう言って、触れるだけのキスを落とす。 見上げたレオの表情は自信に満ちていた。 ああ、彼について行こう。 彼のいる未来に、私も。