「お前、死んだと思ってたのか・・・?」
「だって・・・。セイくんが私は地上に戻ると死んじゃうって」
「セイくん・・・?」
「あ、あの精霊の。私が名づけたの」
怪訝そうに眉を顰めるレオ。
なんか、怒ってる?
「・・・あいつが、お前を助けたんだ」
「え?」
「あいつの力をお前に分けてくれた。でも、その後持ち直したのはお前の生命力だ」
セイくんが、私を・・・。
「そっか・・・」
というか、さっきからずっと抱きしめられたまま話をしているんだけども。
いい加減、恥ずかしくなってきた。
レオは、なんだか離してくれそうな様子はないし。
なんか、レオ変だよ。
こんな、甘えただったっけ?


