「・・・はぁ・・・。声・・・レオの声・・・ききたい・・・」




瞼が重い。
レオの顔が見たいのに。


レオの笑顔。




護れた、よね?




「ユキ・・・っ、なんで、お前はいつも・・・っ」




レオの声が、震えてる。
泣いてる、の・・・?



やだ。
泣かないで・・・。



私はレオの笑顔が見たいんだから。





「わら・・・て・・・」

「ユキ・・・」




レオの手が私の頬に触れる。
温かい。