「ごめん、まさか女の子だとは思わなくて・・・。気づいたの、脱がせた後だったから・・・」

「お、お嫁に行けない~っ!」




嘆く私。
男の人に下着姿見られた上に、着替えさせられるなんて。




「本当に、ごめん!なるべく見ないようにしたから!本当に!汗かいたままだと風邪ひくと思って・・・」

「うう・・・。ごめん。ちょっと動揺しちゃって。ありがとう、助けてくれて」





慌てるフランに申し訳なくてそう言った。
すごく気は落ちてるけど、ノアたちのせいじゃないし。



とりあえず、そのことよりも考えないといけないことがあるし。





「でも、男のフリなんてどうして?そこまでしてレオさまをお守りしたいとか?」

「違うわよ!」




なんで私が!
怒鳴りたい気分だけど、フランは何も知らないんだし。