≪ダメだよ。君、いらない・・・ユキがいい≫

「なぜだ!一人じゃなければいいんだろう!俺が、俺がお前の望む限り側にいてやる!」

≪話は終わりだよ。僕は忙しいんだ≫

「待て!ユキを連れて行くな!」




ゆっくりと、精霊の姿が消えていく。
ユキの姿も一緒に・・・。




「ユキ!」





待ってくれ。
俺を、一人にするな。




お前がいない世界など・・・。





「待ってくれ!ユキ!」







もう、生きてなどいけないのに・・・・。






「ユキ!!!!」