「・・・みんな、大好きだよ」




声を聞いた。
ユキが、木に触れる瞬間。

止める間も、なかった。



なぜ。





なぜ、ユキがそんな事を・・・。





「ユキッ!!!」




その場に倒れたユキに駆け寄りその体を抱き起した。
その体は、氷のように冷たくなっていた。




「ユ、キ・・・」

「ユキッ!」



グレンたちもその周りに駆け寄る。
なぜ。こんなことに。




なぜユキが、倒れている!?