戦いの前の少しの穏やかな日々。
なのは私だけ。


レオは無事王位を継承し、王さまとしての任務を慌ただしく続けている。



ちなみに・・・。
王さまが囲っていた城の騎士やメイドたちはというと・・・。



審議の結果、前王に手を貸し国を脅かした騎士たちは1か月の謹慎処分に課せられた。
そして、その後にレオに忠誠を誓いレオのもとで働く気があるかを確認されあるとみなされた者は騎士として復帰。
それ以外のものは任を解かれることになるらしい。


それ以外の騎士や、メイドたちも同様本人たちの意思と、それが真意かどうかを慎重に査定され決定が下される。




それにより残ったのは、半分ぐらいの騎士と使用人だった。



去っていったのは、今までの自分たちの行いを恥じての者や、それでもやっぱり今更レオにつけないと納得ができない者と様々だったらしい。




それに伴い、国民には、使用人や騎士の募集をかけた。
城をよくしたい、そういう気持ちを抱いてくれている国民はきっといるだろうから、とのレオの考えだ。