「ちゃんと守りきったんだから、ほめてくれたって―――――っ」 いつの間に立ち上がっていたのか。 いつの間に、目の前にいたのか。 私は、本当にいつの間にかレオの腕の中にいた。 「レオ・・・?」 強く抱きしめられた身体。 ケガに触れていて、少し痛い。 「心配させおって」 「え・・・」 少し震えた声が、レオのものじゃないみたいで。 心なしか、私を抱き締めるレオの身体も震えている・・・? 「どうしたの・・・?」 「俺は、無力だ」 む、りょく? いったい、なんのことを言っているの?