「・・・すまない」 「絶対、生きてね」 もう、誰も傷つかなくてもいいように。 誰もが笑って過ごせる世界を、きっとレオが作ってくれる。 私は立ち上がると、再び剣を構えた。 「ユキ、大丈夫ですか」 「これしき。レオの痛みに比べたら!」 もう迷わないと決めた。 傷つくことを恐れない。 戦うことを、覚悟を、決めた。 私が振るうのは。 護るための剣よ! 「絶対に!負けない!」